皆さんはホラー映画はお好きでしょうか?
苦手だけど、怖いもの見たさで「つい気になって観てしまう」なんて方も多いのではないでしょうか。
一説によると、進んで怖いもの、恐ろしいものに触れようとすることは、日常のストレスを相殺することに繋がる可能性があるとのことです。
それはまた日常の不安感を軽減し、さらに回復力を向上させるための効果的な方法かもしれません。
今回はおすすめのジャパニーズホラーを10作品ご用意しました。
もしまだ観てない作品があれば、ストレス軽減の為に観ることをお勧めします。
睡眠不足になっても責任は取れませんが・・・。
1位 リング(1998年)
おすすめ度

映画『リング』
言わずと知れたジャパニーズホラーの代表作と言えばこれ!
公開は20年以上前ですが、いまだなお根強い人気を誇っております。
当時はとてもセンセーショナルな映画だったはずです。
貞子という恐怖の権化みたいなキャラクターは、未だに手を変え品を変え活躍中で、ジャパニーズホラーの金字塔と言えるのではないでしょうか。
リング
ちまたに勃発する原因不明の突然死。
呪いが込められたビデオテープの存在の噂は、都市の人々の間に急速に広まっていった。
浅川玲子(松嶋菜々子)は、ある事件を追いかけるうちにそのビデオテープを観てしまう。
そのビデオには、観たものを7日間の期間で確実に死に追い込むという、恐怖の呪縛が潜んでいた。
玲子は別れた夫の高山竜司(真田広之)に相談するが、彼もまたそのビデオを観てしまう。
息詰まるような限られた時間の中で、彼らは生き残りをかけてその謎に挑む。
上映日 | 1998年 |
上映時間 | 95分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 中田秀夫 |
脚本 | 高橋洋 |
出演者 | 松嶋菜々子|真田広之|中谷美紀|沼田曜一|雅子|竹内結子|佐藤仁美 |
2位 着信アリ(2004)
おすすめ度

映画『着信アリ』
特筆すべきは、後半になるにつれて「謎」が明らかになっていく構成かと思います。
サスペンスやミステリー映画のようなどんでん返しがちゃんと用意されているので、約120分間ずっぽりのめり込んで観てしまいます。
また、怖がらせ方とかは製作者のセンスを感じる部分が多かったと思います。
携帯電話の普及、当時の若者に対するメッセージ、虐待問題、TV局の裏側の実態など、平成はこんな時代でしたよと言わんばかりに作品に投影している印象。
間違いなく日本を代表するホラー映画の一つなので、時間があってホラホラしたい方はぜひ!
着信アリ
ある日、友人の携帯に届いた奇妙なメッセージ。
そこには、その友人の声で身の毛もよだつような悲鳴が録音されていた。
発信者の番号は友人本人の番号。着信時刻は3日後の時刻。
その場はいたずらだと軽く片付けたが、数日後その友人は録音とまったく同じ悲鳴をあげて着信時刻に死んだ。
同様のことが次々起こる。携帯を通じて伝播する死の予告。
そして、とうとう自分の携帯が鳴った…
引用:music.jp
上映日 | 2004年 |
上映時間 | 112分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 三池崇史 |
脚本 | 秋元康 |
出演者 | 柴咲コウ|堤真一|吹石一恵|岸谷五朗 |
3位 呪怨(2003年)
おすすめ度

映画『呪怨』
老人介護のボランティアで郊外の一軒家を訪れた女子大生の理佳は、その家で恐ろしい体験をすることになります。
そして、その恐怖は関係する人々を次々と巻き込んでいきます。
日本に昔から伝わる「怪談」の世界を現代に置き換えて、西洋風な要素も加えてアレンジしたという感じの映画でしょうか。
清水崇監督が、「あえて見せることに拘った」というだけに、出し惜しみせずにこれでもかというくらいに怖い場面がゾクゾクと出てきます。
呪怨
ホームヘルパーのボランテイアをしている女子大生の仁科理佳(奥菜恵)は、寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見てきて欲しいと頼まれる。
郊外の住宅地にあるその家には、不気味な雰囲気が漂い、人の気配がまったく感じられなかった。
理佳が鍵のかかっていない玄関から家の中に入るこそこには悪臭が漂い、物が散乱していた。
彼女は一階の薄暗い部屋の中でようやく幸枝を発見するものの、老婆は怯えながら遠くの一点を見つめ、何を言っても反応がなかった。
理佳は人の気配を感じ、二階へと上がった。
子供部屋らしきその部屋の押入れはガムテープで封印れれていた。
彼女はおそるおそるそのガムテープを剥がし、襖を開けるとそこには…。
引用:music.jp
上映日 | 2003年 |
上映時間 | 92分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 清水崇 |
脚本 | 清水崇 |
出演者 | 奥菜恵|伊東美咲|上原美佐|市川由衣 |
仄暗い水の底から(2002)
おすすめ度

映画『仄暗い水の底から』
古い団地ってなんだか怖くありませんか?
『団地』は建物の管理にお金をかけない場合が多く、古くなると外観もどんどんボロボロになっていきます。
草木も荒れ放題で、照明も壊れ、だんだん団地全体が薄暗くなっていきます。
そんな団地の怖さに、『水』の怖さが加わります。
人は本能的に『水』に対して恐怖を感じることがありますが、中田秀夫監督はその部分を上手く引き出してきます。
味のある、本能的な大人の怖さを体験したい方はぜひ。
仄暗い水の底から
松原淑美は自分の幼い日々を思い出す。それは幼稚園のころそれぞれの親が迎えにくるなか、自分だけ取り残される姿。
淑美の母は自分勝手だった。淑美は家庭を大切にし、子を思う母になろうと決心している。しかし現実には夫とうまく行かず離婚調停中。
だが頑なに子供を思う気持ちだけは持っている。親権を主張し、自立するため新居探しを始め、淑美と娘の郁子は「なにか」を感じるマンションに行き当たる。
室内の湿気、水道水の不気味さ、雨漏り、子供の足音。二人で住みはじめたある日、郁子が屋上で赤い子供用のバックを見つけた。
管理人に届けたはずが数日後もとの場所に戻っている不思議。離婚調停は淑美に不利の様相を帯び始めたころ、郁子が幼稚園で昏倒する事件が起こる。
誰も居ない幼稚園の片隅で何かを目撃したらしいのだ。郁子にその時の記憶は一切残っていない。
自宅で療養する郁子になにかが取り巻き始める。淑美の狂おしいまでの娘に対する思いがある存在をもひきつけてしまったのだ。
郁子が通う幼稚園で2年前女の子が行方不明になった事件。その未解決事件とともに、淑美と郁子の運命は大きく変わり始める。
引用:music.jp
上映日 | 2002年 |
上映時間 | 101分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 中田秀夫 |
脚本 | 中村義洋|鈴木謙一 |
出演者 | 黒木瞳|菅野莉央|小口美澪|小木茂光|徳井優|谷津勲|小日向文世|水川あさみ |
パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT(2010)
おすすめ度

映画『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT』
日本円で約135万円という破格の低予算で制作されたにも関わらず、世界で180億円もの興行収入をたたき出したアメリカ発2009年のホラー映画『パラノーマル・アクティビティ』。
この続編として、TV映画でカルト的人気を博したフェイク・ドキュメンタリー作品『放送禁止』を手掛けた長江監督が、日本版として制作指揮を執りました。
最初は「オリジナルのアメリカ版を日本に輸入しただけ感」を感じられますが、だんだんとオリジナルを踏襲した作品であることが分かってきます。
何でもない会話を細かく積み重ね、リアルな現実に近づき、一気に観客を恐怖のどん底に突き落とす手法を『放送禁止』で私たちに突き付けた長江監督。
本作でもその正攻法で攻め立て、やはり私たちは恐怖に打ち震えてしまう。
パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT
東京の閑静な住宅地、一軒家に住む山野家。27歳の長女、春花は旅行先のアメリカで交通事故に遭い、両足を複雑骨折して車椅子の姿で帰国する。
浪人生で19歳の弟、幸一はそんな姉に買ったばかりのビデオカメラを向けて出迎えた。父は海外出張が多く不在がちゆえに、半年は自力で歩けないという春花の介護は、幸一の仕事となった。 ほどなく、春花の部屋に置いた車椅子が朝になると移動したり、お払いの盛り塩が踏み荒らされたりなどの怪事件が起こる。
ただならぬものを感じた幸一は嫌がる春花を説得し、ビデオカメラを春花の部屋に仕掛け、そこで起こる出来事を撮影することに。
こうすれば超常現象の正体がつかめるし、PCでモニターしておけば姉に何か起こってもすぐに駆けつけることができる。
しかし、そこに潜む“何か”は幸一の想像をはるかに超えていた。深夜に響くラップ音、食卓で突然割れるコップ、霊感の強い友人を怯えさせるほどの異様な空気……。
陰陽師を家に招き、お祓いをしてもらったことで超常現象は一時的に収まった。
しかし、再び起こったそれは春花や幸一の身に直接、危険を及ぼすことになる。やがて明らかになる驚くべき事実。
超常現象を引き起こすものの正体とは? 幸一と春花はこの現象から逃げ延びることができるのか?
引用:music.jp
上映日 | 2010年 |
上映時間 | 101分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 長江俊和 |
脚本 | 長江俊和 |
出演者 | 中村蒼|青山倫子 |
ノロイ(2005)
おすすめ度

映画『ノロイ』
怪談やら怖い話系のフォーマットを最大限意識した、多分に事故言及的なモキュメンタリーホラーと言えるでしょう。
テレビ番組風に架空のドキュメンタリー形式に物語は進みます。
つい引き込まれてしまう演出や芝居の妙は必見。
ノロイ
小林雅文は、巷で起こる怪奇現象の情報を集め、食指が動けば精力的に取材を重ね、書籍やビデオ作品として発表する怪奇実話作家だ。
ある日、新作用の取材のため訪れた先で、憎悪さえ感じさせる強い視線と意味不明な言葉を放つ女・石井潤子に出会うが、彼女は数日後、忽然と姿を消す。
その頃から、取材にあたった主婦、超能力少女、女優らに次々と災難が襲いかかる。
それぞれの忌まわしい事件の謎を解く鍵は「かぐたば」という言葉にあると突き止めた小林だったが、今度は彼自身が惨劇に巻き込まれてゆく…。
上映日 | 2005年 |
上映時間 | 115分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 白石晃士 |
プロデューサー | 一瀬隆重 |
出演者 | 小林雅文|松本まりか|矢野加奈|堀光男|アンガールズ|高樹マリア|ダンカン|飯島愛|荒俣宏 |
残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-(2016)
おすすめ度

映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-
最近よくある、グロイ系や大きな音で驚かす系ではなく、ジャパニーズホラーっぽい陰湿な薄気味悪い感じの怖さがあります。
呪怨や輪廻、リングらへんに似た感じのホラージャンルでしょうか。
謎解きも盛り込まれているので、また見たくなる要素があります。
またキャストも豪華で、演技力十分なところも、作品の内容に集中できるポイントの1つかと思います。
残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-
誰が、なぜ、事件を引き起こしたのか。聞いてしまった奇妙な「音」は、連鎖する不可思議な事件への招待状だった――。
小説家である「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)という読者から、1通の手紙が届く。
「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。
すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。
彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。
「私」と久保さんは、作家の平岡芳明(佐々木蔵之介)、心霊マニアの青年・三澤徹夫(坂口健太郎)、そして「私」の夫・直人(滝藤賢一)らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。
だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。
すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。
上映日 | 2016年 |
上映時間 | 107分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 中村義洋 |
原作 | 小野不由美 |
出演者 | 竹内結子|橋本愛|佐々木蔵之介|坂口健太郎|滝藤賢一|山下容莉枝|成田凌|吉澤健|不破万作 |
輪廻(2006)
おすすめ度

映画『輪廻』
ホラー映画なんですが、サスペンス要素もしっかりしている作品です。
タイトル通り、『輪廻』がテーマ。
前世を覚えている(思い出してしまった)人は、今生を楽しんではいけないのか?という疑問がぐるぐるしちゃう感じです。
また完全にミスリードしてくる内容となっていますのでご注意を!
輪廻
昭和45年、あるホテルで11人もの犠牲者を出す大量無差別殺人事件が発生した。
犯人は法医学を専門とする大学教授・大森。
自らの子供まで殺害した大森の動機は不明で、直後に自殺した。それから35年後の現代。
この残虐な事件を映画化しようと執念を燃やす映画監督の松村がいた。
そして映画の大役に新人女優の渚が抜擢される。
それ以後、彼女は見知らぬ少女の幻覚におびえており、その正体を知って戦慄を覚える。
上映日 | 2006年 |
上映時間 | 107分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 清水崇 |
原作 | 大石圭 |
出演者 | 優香|香里奈|椎名桔平|小栗旬 |
来る(2018)
おすすめ度

映画『来る』
さすが、中島監督といった作品でしょうか。
中島監督は『告白』『渇き。』という作品の監督なのですが、人物ごとのエピソードを作り、その間に奇妙な映像を入れて観客の思考を狂わせてきます。
見事に狂っちゃいます。
面白いホラー映画と言えるのではないでしょうか。
田舎の怪かと思いきや、人間の怨念であったり、悪意であったりどちらかと言うとヒューマンホラーの印象を受けます。
来る
オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れた。
最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言う。
田原は、妻・香奈と幼い一人娘・知紗に危害が及ぶことを恐れていた。
野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。
民俗学者・津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物ではないかと言う。対抗策を探す野崎と真琴。そして記憶を辿る田原…。
幼き日、「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。誰かがささやく声。その声の主とは…。
エスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出。
真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた…!
上映日 | 2018年 |
上映時間 | 134分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 中島哲也 |
原作 | 澤村伊智 |
出演者 | 岡田准一|黒木華|小松菜奈|松たか子|妻夫木聡 |
トリハダ(2012)
おすすめ度

映画『トリハダ-劇場版-』
こちらの作品はオカルト系の怖さではなく、単純に人間の怖さ、そして日常に潜む恐怖を描いています。
短編ストーリーがいくつか入っている感じで、タイトル通りトリハダ満載でございます。
どれもあり得なさそうであり得なくもないような・・・絶妙なラインをついてくるところが何気にうまいです。
幽霊やゾンビ系など苦手な方にはおすすめです。
トリハダ
家電メーカーのコールセンターに勤める高林ひかりは、製品には関係なく罵詈雑言を浴びせるような酷いクレーマーにも、ひたすら謝り続けるような地味で真面目な社員。
しかし上司の中村との不倫という秘密を抱えていた。
その日も後輩の美香に頼まれ、頻繁に電話してくる中年女性、宮脇和世からのクレーム対応に疲れ果てて帰宅すると、ふと隣の部屋の表札が"宮脇和世"である事に気付く…
上映日 | 2012年 |
上映時間 | 88分 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ホラー |
監督 | 三木康一郎 |
原作 | 澤村伊智 |
出演者 | 谷村美月木南晴夏|佐津川愛美|石橋杏奈|入来茉里|宮崎美穂|白羽ゆり|野間口徹|松本じゅん |
いかがでしたでしょうか。
ぜひ自分に合うホラー映画を探してみて下さい。